1 年以上が経って 続き。(事故の後の急変) [デグー 病気・怪我]
昨年初めて飼ったデグーをなくしました。その時の記録です。
→ 1 年以上が経って
当時書いてすぐに下ろしてしまった記事の加筆再掲載。
読み返して状況を多めに追加しました。
ツッコミどころが色々ありますが、批判的なものは心の中のツッコミでとどめてください。
(ここから)
退院したデグーがある日急に元気がなくなりました。
体重が戻ってきて快方に向かっていると感じていたので、それでも体力が落ちている状態なのだという認識が甘かったのだと思います。
あの時どうしたらよかったのか、答えは出ないし、どうにかできたのかも分かりません。
ただ現実だけは変わらなくて、でも急すぎてまだそこに居るような、そんな感覚はいまだに抜けません。
退院してから、一日2回のお薬を飲んでいました。
固いものを齧ることが出来なかったので、ペレットは水にふやかしてあげました。
ふやかし過ぎてべちゃべちゃだとまた食べないので、適度なふやかし加減が結構大変でした。
事故の少し前からペレットよりもおいしものを食べる癖がついてきてしまいチモシー・ペレット中心の食生活に修正しようとしていた所でしたが、こうなった以上、今は食べてくれるものを食べさせるしかありません。
懸念はありましたが、バランスフードの色付きのペレットとイネの実(?)をよく食べるので朝夕与えました。
ペレットはバランスフードを水でべちゃべちゃにしてそれで和えてあげました。そうすると少しはペレットも食べるようでした。
(ほとんどはカスとなって床に落ちていましたが)
ケージは以前の小さい方で(その方が様子がよく見えるので)、散歩は敢えてはさせず、ケージを掃除する時のみテーブルの上を自由にさせました。
そんな毎日が過ぎ、日に一度の体重測定で少しずつ体重が戻ってきて、事故前の体重 (約150g) にまで戻っていた日のことです。
その日はたぶん熱帯夜でした。
寝る時はいつもエアコンを2~3時間のタイマーにしています。
いつもは夜更かしの私は久しぶりに早めに寝ました。
朝起きた時から暑かったです。湿度も高かったようです。
デグーが家に来てからは毎朝起きると一番にデグーに 「おはよう」 と声をかけます。
その日もまず声をかけ、そうするとケージ入り口付近に寄ってきて特段変わった様子はありませんでした。
カーテンと、部屋の熱気を逃す為に窓を開けました。
平日の朝は仕事も学校もあり忙しいです。
子供のご飯を用意し、デグーのご飯も用意します。
娘が 「なんだかグデーとしてるよ」 と言いました。
夏本番前で、朝からエアコンを付けることはありませんでしたが、暑いのかな?と思い、窓を閉めてエアコンを27度でつけました。
ケージに寄ると、入り口付近に寄ってきたので、数日前か少しずつあげていたブロッコリーをむしってあげました。ちょっと枯れかけていたのが気になりましたが、もともと枯草を食べているし嫌なら食べないだろうと思いました。
子供たちを学校へ送り出し、もうすぐ出勤が迫ってきてお薬を用意し、あげようとしました。
その時、様子がおかしかったのです。
エアコンのついた部屋は他のエアコンのついていない部屋から入ると寒い位でした。
お薬は初日~数日は飲ませるのに手こずったものの、その内おいしいと思ったらしくここ数日はすぐに飲んでくれていたのに・・この時は嫌がったのです。
暴れるのをなんとか飲ませ終わると、なんだか元気がなくなっていました。
(ほんの数分です)
ケージに戻すと、ケージの真ん中あたりでじっとしてしまい、いつもなら入り口が開いていれば出ようとするのに近寄っても来ません。
どうしたのだろう。
身体を触るとどちらかといえば少しひんやりした感じ。エアコンもついているし、撫でるとうっとりした感じはいつも通りです。ただ、呼吸はいつもより早い感じがしました。
心配になったので、懸念していたバランスフードの色付きを口元に持っていくと食べてくれました。
砂遊び用の瓶を出してあげると、激しくはないものの少しだけ砂遊びをしてくれました。
心配だったけれど、会社に行く時間です。
部屋が寒く感じられたし身体もどちらかといえば冷えた感じだったのでエアコンの設定を迷いましたが結局27度にして家を出ました。
夕方、帰りの電車で (今朝は元気がなかったけれど大丈夫かな) と考えた時です。携帯に留守電が入っている事に気づきました。
嫌な予感がしました。滑舌の悪い娘の声でメッセージがあり、二度も聞き直してしまいましたが、
「死んじゃった。冷たい。」
というメッセージでした。
にわかには信じられない。でもきっと現実なんだ。
電車の進みが遅くて遅くて辛かったです。
家に帰り着いた時、上の子は室温30度以上のリビングで汗だくでゲームをしていました(馬鹿かと思いました。頭の中で後ろ頭をど突きました。)
扉 1 枚隔てた隣の部屋にキュキュがいる筈です。その扉を開けると娘が居て、なんと暖房が付いていました。
びっくりして聞くと、キュキュの為だといいます。小動物が具合が悪くなった時、身体を温めるといい、と聞いたことを覚えていたようです。
ただ更によく話を聞くと、娘が帰ってきた時(多分16時頃)にはもうキュキュはもう動かなくなっていたということでした。
皆汗だくで、私は急いで窓を開け、暖房を止めました。
キュキュは動かなくなっていましたが、意外にも死後硬直はまだなく、身体は柔らかかったです。
無駄と思いながらマッサージなどしましたがダメでした。
朝具合が悪そうだったので、もし帰ってきてから調子が悪かったら病院に行こうと思っていました。
けれど実際はそんな猶予はありませんでした。
一番早く帰っていた筈の上の子は14時頃帰っていた筈だけど、デグーの様子は見ていないから分からない、と。いつ亡くなったのか分かりません。それでも、出勤してから数時間内の急逝だった事が推測されます。
病院に電話をして状況を話し、原因をさぐろうとしましたが、やっぱりはっきりとは分かりませんでした。
事故の事があり、鼻のあたりが怪しかったので何かの原因で呼吸が苦しくなったとか、言われたのはそんなあたり。
あとは、気になった部屋の設定温度の事を言ったら
「27度はぎりぎりですね。28度だともうアウト。本当は 23~25度がいい。」 と言われました。
ああ、あの時、保冷剤を置いてくとか、温度をもっと下げるとかもっとすればよかった。
と、後悔したのです。
でも、そうはいっても、これまで25度とか26度に設定した事はなく27度でも部屋はだいぶん寒い位なので、他の部屋や外気との寒暖差を考えると、あまり低い設定では人間がまいってしまいそうなので、そのような選択肢はこの家では現実的ではありませんでした(少なくともその時は)。
それでも、体力万全の状態ではなかったのだから、もっと気を使ってやればよかったのです。
正直に書くと子供達はそれ程悲しんではいませんでした。後で聞くと、一緒に過ごした1ヶ月という時間は子供には短かかったようです。
私ばかりがボロボロ泣いて、夜、家の庭に埋葬しました。踏んでしまった子供だけは責任を感じていたようで、穴を掘るのを手伝ってくれました。
金魚やハムスターよりも大きく深い穴を掘らなければならず、デグーの大きさを実感しました。
数日後に温湿度計を買って部屋の温度を測りました。
エアコン27度設定で、ケージ付近は26度、床付近は25度でした。
今も外気37度の日、昼過ぎまでなら室温はエアコン27度設定で付近は大体1度位低いようです。
身体は熱くありませんでしたし、パニックなどの異常行動もありませんでした。
室温・湿度が原因かは分かりません。でも死んでしまいました。
今振り返れば夜の間が辛かったのではないかと思いました。
夜の間に体調を崩し、事故の後まだ体調が万全でなかったというのが合わさってこういう結果になってしまったのかな、というぐらいしか思いつくものがありません。
デグーを飼い始めて飼育方法についてはネットなどでいろいろ調べていて、
熱中症は 「身体が熱い」 「パニック状態の異常行動が起こる」 というように認識していました。そのような事があったらすぐに身体を冷やしてあげたり涼しい所に連れて行ってあげるのだと。
でもそのような兆しがなかったので、もしもこれで熱中症だったのだとしたら、『 熱中症は 「身体が熱い」 「パニック状態の異常行動が起こる」 』 というばかりでもない、と改めなければならなくなります。
ただ、病院の先生に、
「身体を冷やしてあげた方が良かったのか、何かあの時(朝)出来ることがあったか」
と聞いたけれど、それも、分らない、と言われました。
身体が熱くなければ冷やす必要はないし、
何が原因かは分からない(熱中症だったとも言えない)から何ができたのか、というのは分からない、
朝ではなく外出中に容体が急変したとか何かあったのかも知れない、
と言われました。
その通りで、やっぱり分らないのです。
それでもあの時こうだったら、こうしていたら、と思ってしまう。あんまり急だったので、今も現実味がなくそれを拒否している所が心のどこかにあるようで、考え出すと辛くなってしまいます。
(最後に、事故について思う事 (後日) に続きます)
→ 1 年以上が経って
当時書いてすぐに下ろしてしまった記事の加筆再掲載。
読み返して状況を多めに追加しました。
ツッコミどころが色々ありますが、批判的なものは心の中のツッコミでとどめてください。
(ここから)
退院したデグーがある日急に元気がなくなりました。
体重が戻ってきて快方に向かっていると感じていたので、それでも体力が落ちている状態なのだという認識が甘かったのだと思います。
あの時どうしたらよかったのか、答えは出ないし、どうにかできたのかも分かりません。
ただ現実だけは変わらなくて、でも急すぎてまだそこに居るような、そんな感覚はいまだに抜けません。
退院してから、一日2回のお薬を飲んでいました。
固いものを齧ることが出来なかったので、ペレットは水にふやかしてあげました。
ふやかし過ぎてべちゃべちゃだとまた食べないので、適度なふやかし加減が結構大変でした。
事故の少し前からペレットよりもおいしものを食べる癖がついてきてしまいチモシー・ペレット中心の食生活に修正しようとしていた所でしたが、こうなった以上、今は食べてくれるものを食べさせるしかありません。
懸念はありましたが、バランスフードの色付きのペレットとイネの実(?)をよく食べるので朝夕与えました。
ペレットはバランスフードを水でべちゃべちゃにしてそれで和えてあげました。そうすると少しはペレットも食べるようでした。
(ほとんどはカスとなって床に落ちていましたが)
ケージは以前の小さい方で(その方が様子がよく見えるので)、散歩は敢えてはさせず、ケージを掃除する時のみテーブルの上を自由にさせました。
そんな毎日が過ぎ、日に一度の体重測定で少しずつ体重が戻ってきて、事故前の体重 (約150g) にまで戻っていた日のことです。
その日はたぶん熱帯夜でした。
寝る時はいつもエアコンを2~3時間のタイマーにしています。
いつもは夜更かしの私は久しぶりに早めに寝ました。
朝起きた時から暑かったです。湿度も高かったようです。
デグーが家に来てからは毎朝起きると一番にデグーに 「おはよう」 と声をかけます。
その日もまず声をかけ、そうするとケージ入り口付近に寄ってきて特段変わった様子はありませんでした。
カーテンと、部屋の熱気を逃す為に窓を開けました。
平日の朝は仕事も学校もあり忙しいです。
子供のご飯を用意し、デグーのご飯も用意します。
娘が 「なんだかグデーとしてるよ」 と言いました。
夏本番前で、朝からエアコンを付けることはありませんでしたが、暑いのかな?と思い、窓を閉めてエアコンを27度でつけました。
ケージに寄ると、入り口付近に寄ってきたので、数日前か少しずつあげていたブロッコリーをむしってあげました。ちょっと枯れかけていたのが気になりましたが、もともと枯草を食べているし嫌なら食べないだろうと思いました。
子供たちを学校へ送り出し、もうすぐ出勤が迫ってきてお薬を用意し、あげようとしました。
その時、様子がおかしかったのです。
エアコンのついた部屋は他のエアコンのついていない部屋から入ると寒い位でした。
お薬は初日~数日は飲ませるのに手こずったものの、その内おいしいと思ったらしくここ数日はすぐに飲んでくれていたのに・・この時は嫌がったのです。
暴れるのをなんとか飲ませ終わると、なんだか元気がなくなっていました。
(ほんの数分です)
ケージに戻すと、ケージの真ん中あたりでじっとしてしまい、いつもなら入り口が開いていれば出ようとするのに近寄っても来ません。
どうしたのだろう。
身体を触るとどちらかといえば少しひんやりした感じ。エアコンもついているし、撫でるとうっとりした感じはいつも通りです。ただ、呼吸はいつもより早い感じがしました。
心配になったので、懸念していたバランスフードの色付きを口元に持っていくと食べてくれました。
砂遊び用の瓶を出してあげると、激しくはないものの少しだけ砂遊びをしてくれました。
心配だったけれど、会社に行く時間です。
部屋が寒く感じられたし身体もどちらかといえば冷えた感じだったのでエアコンの設定を迷いましたが結局27度にして家を出ました。
夕方、帰りの電車で (今朝は元気がなかったけれど大丈夫かな) と考えた時です。携帯に留守電が入っている事に気づきました。
嫌な予感がしました。滑舌の悪い娘の声でメッセージがあり、二度も聞き直してしまいましたが、
「死んじゃった。冷たい。」
というメッセージでした。
にわかには信じられない。でもきっと現実なんだ。
電車の進みが遅くて遅くて辛かったです。
家に帰り着いた時、上の子は室温30度以上のリビングで汗だくでゲームをしていました(馬鹿かと思いました。頭の中で後ろ頭をど突きました。)
扉 1 枚隔てた隣の部屋にキュキュがいる筈です。その扉を開けると娘が居て、なんと暖房が付いていました。
びっくりして聞くと、キュキュの為だといいます。小動物が具合が悪くなった時、身体を温めるといい、と聞いたことを覚えていたようです。
ただ更によく話を聞くと、娘が帰ってきた時(多分16時頃)にはもうキュキュはもう動かなくなっていたということでした。
皆汗だくで、私は急いで窓を開け、暖房を止めました。
キュキュは動かなくなっていましたが、意外にも死後硬直はまだなく、身体は柔らかかったです。
無駄と思いながらマッサージなどしましたがダメでした。
朝具合が悪そうだったので、もし帰ってきてから調子が悪かったら病院に行こうと思っていました。
けれど実際はそんな猶予はありませんでした。
一番早く帰っていた筈の上の子は14時頃帰っていた筈だけど、デグーの様子は見ていないから分からない、と。いつ亡くなったのか分かりません。それでも、出勤してから数時間内の急逝だった事が推測されます。
病院に電話をして状況を話し、原因をさぐろうとしましたが、やっぱりはっきりとは分かりませんでした。
事故の事があり、鼻のあたりが怪しかったので何かの原因で呼吸が苦しくなったとか、言われたのはそんなあたり。
あとは、気になった部屋の設定温度の事を言ったら
「27度はぎりぎりですね。28度だともうアウト。本当は 23~25度がいい。」 と言われました。
ああ、あの時、保冷剤を置いてくとか、温度をもっと下げるとかもっとすればよかった。
と、後悔したのです。
でも、そうはいっても、これまで25度とか26度に設定した事はなく27度でも部屋はだいぶん寒い位なので、他の部屋や外気との寒暖差を考えると、あまり低い設定では人間がまいってしまいそうなので、そのような選択肢はこの家では現実的ではありませんでした(少なくともその時は)。
それでも、体力万全の状態ではなかったのだから、もっと気を使ってやればよかったのです。
正直に書くと子供達はそれ程悲しんではいませんでした。後で聞くと、一緒に過ごした1ヶ月という時間は子供には短かかったようです。
私ばかりがボロボロ泣いて、夜、家の庭に埋葬しました。踏んでしまった子供だけは責任を感じていたようで、穴を掘るのを手伝ってくれました。
金魚やハムスターよりも大きく深い穴を掘らなければならず、デグーの大きさを実感しました。
数日後に温湿度計を買って部屋の温度を測りました。
エアコン27度設定で、ケージ付近は26度、床付近は25度でした。
今も外気37度の日、昼過ぎまでなら室温はエアコン27度設定で付近は大体1度位低いようです。
身体は熱くありませんでしたし、パニックなどの異常行動もありませんでした。
室温・湿度が原因かは分かりません。でも死んでしまいました。
今振り返れば夜の間が辛かったのではないかと思いました。
夜の間に体調を崩し、事故の後まだ体調が万全でなかったというのが合わさってこういう結果になってしまったのかな、というぐらいしか思いつくものがありません。
デグーを飼い始めて飼育方法についてはネットなどでいろいろ調べていて、
熱中症は 「身体が熱い」 「パニック状態の異常行動が起こる」 というように認識していました。そのような事があったらすぐに身体を冷やしてあげたり涼しい所に連れて行ってあげるのだと。
でもそのような兆しがなかったので、もしもこれで熱中症だったのだとしたら、『 熱中症は 「身体が熱い」 「パニック状態の異常行動が起こる」 』 というばかりでもない、と改めなければならなくなります。
ただ、病院の先生に、
「身体を冷やしてあげた方が良かったのか、何かあの時(朝)出来ることがあったか」
と聞いたけれど、それも、分らない、と言われました。
身体が熱くなければ冷やす必要はないし、
何が原因かは分からない(熱中症だったとも言えない)から何ができたのか、というのは分からない、
朝ではなく外出中に容体が急変したとか何かあったのかも知れない、
と言われました。
その通りで、やっぱり分らないのです。
それでもあの時こうだったら、こうしていたら、と思ってしまう。あんまり急だったので、今も現実味がなくそれを拒否している所が心のどこかにあるようで、考え出すと辛くなってしまいます。
(最後に、事故について思う事 (後日) に続きます)
タグ:デグー事故
2015-09-30 00:38
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